先日、ご依頼いただきました、府立高校にて、保護者向けの、「進学に向けてのお金の話」と題して講演させていただきました。
内容は、奨学金制度や教育ローン、今からできる進学資金準備の方法から、自分でできる家系見直し方法など多岐に渡ります。
講演中にいくつかの質問を投げかけるのですが、その中のひとつに
「子どもさんの教育資金の準備として、学資保険や継続的な貯蓄をされている方はいらっしゃいますか?」という質問にがあります。
すると意外な事に、なにも準備をしていない方が多い事に驚かされます。
もちろん、全校生徒の保護者さまがご参加くださるわけでも無く、たまたまご参加された保護者様がそうだったのかもしれません。
しかしながら、現在の日本の平均的な所得の中で、教育資金の準備は、ついつい後回しになっているように思います。
子供が生まれてすぐの時には、学資保険のことや、将来の教育資金の事など、興味を持たれるのだと思いますが、その時に始めなかったご家庭の場合は、深く考えるタイミングがないのでは無いかと思います。
国としても、年々教育資支援の制度を手厚くしているものの、全てのご家庭で受けられるものでもありません。
もっと早い段階(小学校や中学校)で将来の教育資金について考える機会が必要だと、思うと同時に、我々ファイナンシャルプランナーの責任は重いものだと感じます。